商品一覧

表示件数:
<< 前へ 2 次へ >>

(全商品:191点)

  • CDコレクションシリーズ27/ シューベルティアーデ ~ピアノ五重奏曲《ます》~
    CDコレクションシリーズ27/ シューベルティアーデ ~ピアノ五重奏曲《ます》~
    浜松市楽器博物館コレクションシリーズ



    ピアノを弾くシューベルトを友人たちが囲み、歌を歌い、
    室内楽を楽しみ、詩を朗読したりダンスをしたり…
    シューベルトの生前、そのような素敵な時間が数多くもたれていました。
    友人たちはこの「夢のような時を「シューベルティアーデ」と呼んで
    人生でもっとも美しい時間として大切にしていました。
    ・・・・・・マーシャル製作のピアノは、大ホールで伝わるような音量はありません。
    しかし、心をゆるした仲間だけが集まるくつろいだ部屋の中で、愛すべき音色を奏でてくれる…
    そんな「シューベルティアーデ」を再現してくれました。
    (小倉貴久子ライナーノーツより)

    【使用楽器】
    G.マーシャル ウィーン 1808年頃 はね上げ式 73鍵

    【演奏曲目】
    作曲:F.シューベルト
    1 「音楽に寄す」D547
    2 「ます」 D550
    3 「きみは憩い」D776
    4 「魔王」D328

    ピアノソナタ第13番 イ長調 D664 「イ長調の小ソナタ」
    5 アレグロ・モデラート
    6 アンダンテ
    7 アレグロ

    ピアノ五重奏曲 イ長調 D667 「ます」
    8 アレグロ・ヴィヴァーチェ
    9 アンダンテ
    10 スケルツォ:プレスト
    11 テーマとヴァリエーション
    12 アレグロ・ジュスト

    【演奏】
    小倉貴久子(フォルテピアノ)
    畑儀文(テノール)
    桐山建志(ヴァイオリン)
    長岡聡季(ヴィオラ)
    花崎薫(チェロ)
    笠原勝二(コントラバス)
    2,600円
    注文数:
  • CDコレクションシリーズ28/ ショパン&リスト エチュード集 ~プレイエル&エラールピアノによる~
    CDコレクションシリーズ28/ ショパン&リスト エチュード集 ~プレイエル&エラールピアノによる~
    浜松市楽器博物館コレクションシリーズ



    朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、レコード芸術 推薦!

    19世紀はピアノ音楽が大きく開花した時代です。作曲家兼ピアニストたちは、ピアノの技巧を極め、たくさんのヴィルトゥオーゾたちが、サロンを賑わせていました。
    パリでは、ショパンとリストがその独自のピアニズムで頂点に立ちました。
    そして、彼らの技巧と芸術性を実現させた背景には、偉大なるピアノ製作者プレイエルとエラールの存在があったのです。
    ……独創的なエラールはたくさんの発明を行い、それらは現代のピアノへと受け継がれています……
    プレイエルは、ブロードウッドから学んだ伝統あるシングルエスケープメント・アクションにこだわり続けます。
    そして、ショパンはこのシングルエスケープメントの
    軽く繊細なタッチを好んだのでした。
    (小倉貴久子ライナーノーツより)

    【使用フォルテピアノ】
    プレイエル パリ 1830年 突き上げ式 シングル・エスケープメント 78鍵
    エラール パリ 1874年 突き上げ式 ダブル・エスケープメント 85鍵

    【曲目】
    F.ショパン/12のエチュード Op.10
    1 第1番 ハ長調 「滝」
    2 第2番 イ短調
    3 第3番 ホ長調 「別れの歌」
    4 第4番 嬰ハ短調
    5 第5番 変ト長調 「黒鍵」
    6 第6番 変ホ短調
    7 第7番 ハ長調
    8 第8番 ヘ長調
    9 第9番 ヘ短調
    10 第10番 変イ長調
    11 第11番 変ホ長調
    12 第12番 ハ短調 「革命」

    F.ショパン/12のエチュード Op.25
    13 第1番 変イ長調 「エオリアン・ハープ」
    14 第2番 ヘ短調
    15 第3番 へ長調
    16 第4番 イ短調
    17 第5番 ホ短調
    18 第6番 嬰ト短調
    19 第7番 嬰ハ短調
    20 第8番 変ニ長調
    21 第9番 変ト長調 「蝶々」
    22 第10番 ロ短調
    23 第11番 イ短調 「木枯らし」
    24 第12番 ハ短調 「大洋」

    F.リスト/パガニーニによる大練習曲 S.141
    25 第2曲 変ホ長調 〈オクターブ〉
    26 第3曲 嬰ト短調 「ラ・カンパネッラ」
    27 第4曲 ホ長調 〈アルペジオ〉
    28 第6曲 イ短調 「主題と変奏」

    【演奏】
    小倉貴久子
    2,600円
    注文数:
  • CDコレクションシリーズ29/月の光~エラールピアノとフランスのうた~
    CDコレクションシリーズ29/月の光~エラールピアノとフランスのうた~
    浜松市楽器博物館コレクションシリーズ



    朝日新聞 推薦、レコード芸術 特選

    19世紀末のピアノは、構造、音色など現代のピアノとほとんど変わらないのではないかと、
    一般的に思われているのではないでしょうか?
    数年前まで私自身も、ドビュッシーやサティなどの作品を現代のピアノで演奏することに何の疑問も感じていませんでした。
    しかし、19世紀後期のエラールピアノは、なんと個性的でフランスの薫りに溢れていることでしょう!
    この頃のエラール社は、一世を風靡し始めたスタインウェイ社に代表される現代的価値観に迎合することはせず、
    ひたすら芸術的な響きを求め、それまでの楽器づくりにこだわったのです。
     このような音色をもつエラールピアノで、
    幻想的で美しい詩に彩られたフランス歌曲も録音できたら素敵だなぁ・・・と思っていました。
    ちょうど楽器博物館も時同じくしてエラールを世に紹介したいと考えておられたとのこと。
    そうして、フランス歌曲のスペシャリスト野々下由香里さんに歌っていただけることになり、
    19世紀末のフランスのサロンの雰囲気が漂うアルバムが誕生しました。
    「月の光の零れるサロンでのエスプリ・・・《をお楽しみいただければと思います。
    (小倉貴久子ライナーノーツより)

    【使用フォルテピアノ】
    エラール パリ 1874年 突き上げ式 ダブル・エスケープメント 85鍵

    【演奏曲目】
    1.夢のあとに(G.フォーレ)
    2.ゆりかご(G.フォーレ)
    3.夕べ(G.フォーレ)
    4.バルカロール(舟歌)第6番 作品70(G.フォーレ)
    5.演奏会用練習曲《秋に》 作品35-2(C.シャミナード)
    《ベルガマスク組曲》(C.ドビュッシー)
    6.プレリュード
    7.メヌエット
    8.月の光
    9.パスピエ
    10.フィディレ(H.デュパルク)
    11.私の言葉に羽があったなら(R.アーン)
    12.クロリスに(R.アーン)
    13.ジュ・トゥ・ヴー(あなたがほしい)(E.サティ) 

    【演奏】
    小倉貴久子(フォルテピアノ)
    野々下由香里(ソプラノ)
    2,600円
    注文数:
  • CDコレクションシリーズ3/チェンバロ~珠玉のバロック小品集~
    CDコレクションシリーズ3/チェンバロ~珠玉のバロック小品集~
    浜松市楽器博物館コレクションシリーズ



    18世紀フランスの名器ブランシェ、イギリスの名器カークマンのチェンバロを始めイギリスのスピネット、イタリアのヴァージナルなどオリジナル楽器6台を名手中野振一郎が奏でる心地よきバロック小品集。

    【使用楽器】
    チェンバロ (track3,4,5,14,20,23)
    F.マルキオーニ(フィレンツェ) 1646年

    チェンバロ(track1,17,21)
    J.カークマン(ロンドン) 1750年

    チェンバロ(track2,6,7,15,16,19)
    F.E.ブランシェ2世(パリ) 1765年

    チェンバロ(track8,9)
    A.&J.カークマン(ロンドン) 1791年

    ヴァージナル(track24)
    F.ロッシ(ミラノ) 1597年

    スピネット(track10,11,12,13,18,22)
    S.キーン(ロンドン) 18世紀初頭

    【演奏曲目】
    1 G.F.ヘンデル:エアとヴァリエーション「調子のよい鍛冶屋」 ホ長調
    2 F.クープラン:「葦」 ロ短調

     J.F.K.フィッシャー:組曲「クリオ」 ハ長調より
    3 プレリュード
    4 アルマンド
    5 バレ アングロワーズ

    6 J.デュフリ:[アルマンド」 ニ長調
    7 J.N.P.ロワイエ:「タンブーラン」 ニ長調
    8 J.C.バッハ:アンダンテ ト長調
    9 T.A.アーン:アレグロ イ長調

     H.パーセル:組曲 ト長調より
    10 プレリュード
    11 アルマンド
    12 クーラント
    13 メヌエット

    14 B.ガルッピ:アンダンテ ハ長調
    15 F.クープラン:「神秘のバリケード」 変ロ長調
    16 J.デュフリ:「三美神」 ニ長調
    17 J.C.バッハ:「アレグレットと変奏」 ト長調
    18 作者不詳:「ナイチンゲール」
    19 F.クープラン:「恋のうぐいす」
    20 J.F.K.フィッシャー:「ガヴォット」 ニ短調
    21 J.B.レイエ:「ガヴォット」 ニ長調
    22 H.パーセル:グラウンド ホ短調
    23 G.フレスコバルディ:2つのガリアルダ
    24 J.ブル:「イングリッシュ・トイ」

    【演奏】
    中野振一郎
    2,600円
    注文数:
  • CDコレクションシリーズ30/ラ・カンパネラ~エラールピアノ、音の世界~
    CDコレクションシリーズ30/ラ・カンパネラ~エラールピアノ、音の世界~
    浜松市楽器博物館コレクションシリーズ



    読売新聞 推薦盤、レコード芸術 準特選盤、ぶらあぼ 推薦盤

    バロック時代のチェンバロ全盛期を経て、18世紀末には、作曲家や愛好家たちは、フォルテピアノという新しい時代の到来を予感させる楽器に関心が移っていきます。
    そして、19世紀は文化・芸術の中心にピアノ音楽が君臨する時代となるのです。
    19世紀末になると、古楽の復興と共にモダン・チェンバロが製作され始めます。
    20世紀になると、ピアノという楽器は大きく変化していき、現代のピアノは、17世紀から基本的に姿を変えていない弦楽器や管楽器(フルートをのぞく)から大きく離れ、巨大なオールマイティーな楽器へと姿を変えました。
    そして、作曲家とピアニストの分業時代に入ります。
    19世紀までは、作曲家は、兼ピアニストだったのです。
    ドビュッシーやラヴェルがパリ音楽院のピアノ科に馴染めず、作曲科に転科するエピソードはそれを象徴的に物語っているようです。
    このアルバムで演奏しているエラールのピアノは、エラールが1777年に工房を設立してから創業100年を迎えた頃の楽器です。
    エラール社は、楽器製作者たちがチェンバロを製作していた時代から、ピアノの興隆期〜全盛期を共に歩み、19世紀末にはモダン・チェンバロをも製作しています。
    数々の発明をして、ピアノという楽器を近代的な楽器へ導き、リストを始め、ヴィルトゥオーゾ・ピアニストたちを支援し、時代の先頭を歩いたエラール社でしたが、19世紀末のスタインウェイ社やチッカリング社のピアノの工業製品化に反対して、20世紀には姿を消していきます。
    この1874年のエラールのピアノには、そんな職人的な音色へのこだわりが感じられます。
    現代的なピアノに人々の関心が移ってきた時代、「管弦楽の音の魔術師《と呼ばれたラヴェルが、最も高く評価していたピアノ。
    それが、平行弦のエラールのピアノであったということは意義深いことだと感じます。
    19世紀のピアノには、それぞれのお国柄による価値観を背景にした強い個性が残されているのです。
    収録した作品は、19世紀フランスで活躍した作曲家たちによる、1830年から1917年までのものです。
    当時のフランスの音楽界の雰囲気を感じていただけたらと願っています。
    (小倉貴久子ライナーノーツより)

    【使用フォルテピアノ】
    エラール パリ 1874年 突き上げ式 ダブル・エスケープメント 85鍵

    【演奏曲目】
    1.《愛の夢》ノットゥルノ第3番 S.541 1850(フランツ・リスト)
    2.《ラ・カンパネラ》パガニーニ大練習曲集より S.141
      1851改訂(フランツ・リスト)
    3.《レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ》(ノクターン)
      嬰ハ短調 遺作 1830(フレデリク・フランソワ・ショパン)
    4.ポロネーズ《英雄》変イ長調 作品53
      1842(フレデリク・フランソワ・ショパン)
    5.《ジムノペディ》第1番 1888(エリック・サティ)
    6.《ジュ・トゥ・ヴー》(おまえが欲しい) 1900(エリック・サティ)
    7.《喜びの島》 1904(クロード・ドビュッシー)
    8.《亡き王女のためのパヴァーヌ》 1899(モーリス・ラヴェル)
      組曲《クープランの墓》 1914〜1917(モーリス・ラヴェル)
    9.前奏曲
    10.フーガ
    11.フォルラーヌ
    12.リゴードン
    13.メヌエット
    14.トッカータ

    【演奏】
    小倉貴久子(フォルテピアノ)
    2,600円
    注文数:
  • CDコレクションシリーズ31/ラ・ヴァルス ~華麗なるデュオ・ピアノの芸術~
    CDコレクションシリーズ31/ラ・ヴァルス ~華麗なるデュオ・ピアノの芸術~
    浜松市楽器博物館コレクションシリーズ



    フランスでは、19世紀後半から20世紀前半にかけて、2台ピアノのための素晴らしい作品が数多く作曲されています。両側に鍵盤をもち、響板とケースを共有するデュオ・ピアノは、この頃のプレイエル社、エラール社などフランスのピアノメーカーが、何台も製作していました。
    それだけ、当時需要があったということでしょう。

    同じ種類の2台のピアノを揃えることは、なかなか困難なことですが、このデュオ・ピアノは、響板を共有しているので、響きを完全に融合させることができます。それは1台で行う連弾にも似ています。しかし、広い面積の響板をもち、ひとりで完全にひとつの鍵盤を占有できるデュオ・ピアノでは、豊かな音響効果をも期待できるのです。このような楽しいアイディアが搭載された珍しいピアノは、19世紀末から20世紀初頭にかけて、たくさん発明、製作されていました。
    しかし、現代ではそのような豊かな価値観を楽しむ余裕が、製作者にも演奏家にもなくなってしまったのか、生産されるピアノの形はオーソドックスなものだけとなってしまいました。

    当アルバムで演奏しているデュオ・ピアノは、1925年製のプレイエルですので、当時の軽やかで色彩的な音色も、大きな魅力のひとつとなっています。
    共演の佐藤卓史さんは、今、最も注目される若手ピアニストのひとりです。学生時代からフォルテピアノに興味をもたれ、私のもとで熱心にフォルテピアノ奏法も研究しています。二人で同じ響板を共有しながら、さまざまな音色や表現を試みたレコーディングの数日間、ソロ・ピアノの世界とも、他の楽器とのアンサンブルとも違う、興味深い世界を満喫しました。
    そして、華やかで楽しく、洒落たアルバムが出来上がりました。
    19世紀末から20世紀にかけてのフランスの管弦楽の響きやエスプリを、デュオ・ピアノの演奏で楽しんでいただけましたら嬉しいです。
    (小倉貴久子ライナーノーツより)

    【使用デュオ・ピアノ】
    プレイエル パリ 1925年 突き上げ式 ダブル・エスケープメント 88鍵×2

    【演奏曲目】
    3つのロマンティックなワルツ(E.シャブリエ)
     1. とても早く、傲然と
     2. 中庸テンポのワルツ
     3. 生き生きと
    4.リンダラハ(C.ドビュッシー)
    5.交響的二重奏曲 作品117 1905刊(C.シャミナード)
    6.ラ・ヴァルス(M.ラヴェル)
    スカラムーシュ 作品165b(D.ミヨー)
     7. 活発な
     8. ほどよく
     9. ブラジレイラ
    8つの異国風の舞曲(J.フランセ)
     10. パンビッシェ
     11. バイヨン
     12. 灰色のヌーベ
     13. メレンゲ
     14. マンボ
     15. おそいサンバ
     16. マランベアンド
     17. ロックン・ロール
     18.エレジー(F.プーランク)

    【演奏】
    第1ピアノ:小倉貴久子
    第2ピアノ:佐藤卓史
    2,600円
    注文数:
  • CDコレクションシリーズ32/バロック時代のフルート協奏曲~バッハ、ブラヴェ、テレマン、クヴァンツ〜
    CDコレクションシリーズ32/バロック時代のフルート協奏曲~バッハ、ブラヴェ、テレマン、クヴァンツ〜
    浜松市楽器博物館コレクションシリーズ



    バロック時代のフルート協奏曲
    〜バッハ、ブラヴェ、テレマン、クヴァンツ〜

    18世紀王侯貴族文化が華やかかりしバロック時代、音楽は単なる「お楽しみ《以上の意味のあるものでした。人徳ある立派な王侯貴族=人間は、国家をまとめ上げるため、必須の学問のひとつである音楽を理解しなくてはなりませんでした。そこで演奏される楽器は、人間の様々な奥深い精神を音として表現する道具以上の道具Instrumentsでした。
    このCDで演奏されているクヴァンツ・フルートは、浜松市楽器博物館に大切に所蔵されている最も貴重な楽器のひとつでしょう。通常こうした歴史的に重要な楽器は、資料的価値の高さから、実際の演奏に使われることは殆んどない中、同博物館では「音の資料《として残すという極めて 音楽的な立場をとりました。
    前作CDの「フリードリヒ大王の宮廷音楽《では、世界で初めてこのフルートの音が録音されました。今回のCDでは、18世紀バロック時代のフルート協奏曲を通して、音楽史の中の「フルート《という楽器にスポットを当て、新しい側面を聴いていただけたら嬉しく思います。
    (有田正広ライナーノーツより)

    【使用楽器】
    ・2キー・フルート:C.F.フライヤー1世 クヴァンツ・フルートによる
     1763年以降 ベルリン
      1 2 3 4 5 6 7 11 12 13 14…A
    ・2キー・フルート:上記フルートを基に杉原広一、有田正広によって復元製作 2010年 東京
     15 16 17…B
    ・1キー・フルート:J.M.オトテール《L.R》
     (オトテール・ル・ロマンと考えられている),1745年頃、パリのフルートを基にC.スーベイランによって復元製作 2005年 パリ
     8 9 10…C
    ・アルト・リコーダー(in F):P.I.ブレッサン1700年頃、ロンドンのリコーダーを基に斉藤文誉によって復元製作
     2002年 アムステルダム
     11 12 13 14…D
    ・バロック・ヴァイオリン:作者上詳、17世紀後半、イギリス
    ・バロック・ヴァイオリン:フランスのミルクール派、18世紀末期
    ・バロック・ヴィオラ:ヒル派、1770年頃、イギリス
    ・バロック・チェロ:B.ヴィッサー作、17世紀末期のルジェリのモデル、2000年
    ・ヴィオローネ:作者上詳、18世紀末期、ボヘミア
    ・チェンバロ:F.E.ブランシェ2世 1765年作 パリ A=403…E

         (A E は浜松市楽器博物館所蔵)

    【演奏曲目】
    管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV1067(J.S.バッハ)
     1. 序曲
     2. ロンド Rondeau
     3. サラバンド
     4. ブレー ,
     5. ポロネーズ
     6. メヌエット
     7. バディヌリ
    フルート協奏曲 イ短調(M.ブラヴェ)
     8. アレグロ
     9. ガヴォット,優しく ,
     10. アレグロ
    リコーダーとフルートのための協奏曲 ホ短調 TWV52:e1(G.Ph.テレマン)
     11. ラルゴ
     12. アレグロ
     13. ラルゴ
     14. プレスト
    フルート協奏曲 ト長調 QV5:174(J.J.クヴァンツ)
     15. アレグロ・アッサイ
     16. アリオーゾ・エ・メスト
     17. プレスト

    【演奏】
    有田正広(フルート)、宇治川朝政(リコーダー)
    戸田薫、パウル・エレラ(バロック・ヴァイオリン)
    成田寛(バロック・ヴィオラ)、武澤秀平(バロック・チェロ)
    諸岡典経(ヴィオローネ)、有田千代子(チェンバロ)
    2,600円
    注文数:
  • CDコレクションシリーズ33/イングランド麗し~吟遊詩人の歌と変奏曲~
    CDコレクションシリーズ33/イングランド麗し~吟遊詩人の歌と変奏曲~
    浜松市楽器博物館コレクションシリーズ



    イングランド麗し
    〜吟遊詩人の歌と変奏曲〜
    18世紀のスピネット、チェンバロとソプラノによる

    このアルバムでは、16世紀後半から18世紀末までの、約200年に渡るイギリス音楽を集めました。チャーミングなタイトルを持つ、これらの音楽には、当時口ずさまれたり、鼻歌のようにして、人々に親しまれていたメロディが多く含まれています。 録音で使用した2台のオリジナル楽器は、対照的なキャラクターを持ち、どちらの楽器で、どの作品を弾こうかと大変悩みました。キーン作のスピネットは、まるで子供が弾いていたかのような可愛らしい楽器で、出てくるのは、囁くような明るい音色。一方、カークマン作のチェンバロの響きは深く、特に低音は巨大に伸び、弾いている私が飲み込まれてしまいそうなほどでした。魚に例えるなら、めだかチャンとくじらクン、というところでしょうか。そのような訳で、これからまさに録音しようとする作品達のイメージは、どちらの楽器で弾いても良い意味で覆されてしまい、演奏するテンポや解釈が徐々に変化していきました。
    やはり、楽器達の音色は、私の予想をはるかに超えて熟成していたようです。何せ、これらの楽器は300年前から呼吸しているのですから。2台の楽器は、浜松に来る前にはアメリカのコレクター、ローゼンバウム氏が所有していたそうですが、それ以前はどんな環境に置かれていたのでしょう。
    どんなオーナーが弾いていたのかしら?また引っ越しに耐えたり、戦争をくぐり抜けたりしてきたのかしらなど、そんなことを想像してみました。すると、よく現代まで生きのびてきてくれたという感動が起こり、楽器の生まれ故郷である、イギリスの田園風景が思い出されたりしました。
    いま日本で、このオリジナル楽器に触れ、また多くのインスピレーションを得られたことに、改めて感慨深い思いでいます。そして、この貴重な楽器を、快く弾かせて下さった嶋和彦館長に、心より感謝申し上げたいと思います。
    それでは、イギリスのいにしえの響きをお楽しみください。
    (水永牧子ライナーノーツより)

    【使用楽器】
    スピネット:S.キーン ロンドン 18世紀初期
           52鍵 G1/B1〜d3 A=415 全幅155.0cm
            3 4 6 7 8 13 14 15 16 17 18 19 20 22
    チェンバロ:A.& J.カークマン ロンドン 1791年
           61鍵 2×8′ 1×4′ F1〜f3 A=415 全長230.0cm
           1 2 5 9 10 11 12 21

    【演奏曲目】
    1.ラムレイ卿のパヴァーヌ(J.ブル)
    2.ラムレイ卿のガリアード(J.ブル)
    3.出て行って! このもやもやした気持ち(作者上詳)
    4.まぬけなシモン(J.P.スウェーリンク)
    5.王の狩(J.ブル)
    6.グラウンド ハ短調(H.パーセル)
    7.ロンドー(H.パーセル)
    8.もう一度 戻っておいで(J.ダウランド)
    ソナタ第3番 ト長調(T.A.アーン)
    9. プレリュード
    10. アレグロ
    11. メヌエットと変奏
    12.つかの間の音楽(H.パーセル)
    13.グラウンド ニ短調(H.パーセル)
    14.ソールズベリー伯爵のパヴァーヌ
    15.ガリアード(W.バード)
    16.王のモリスコ(作者上詳)
    17.バグパイプとドローン〜「戦い《より(W.バード)
    18.今のうちに薔薇のつぼみを摘んでしまおう(W.ロウズ)
    19.デンマーク王子の行進曲(J.クラーク)
    20.狩のアルマンド(J.ブロウ)
    21.ジョン、今キスしに来て(W.バード)
    22.グリーンスリーヴス(イギリス民謡)

    【演奏】
    水永牧子(スピネット,チェンバロ)
    広瀬奈緒(ソプラノ)
    2,600円
    注文数:
  • CDコレクションシリーズ34/ヴィオラ・ダ・ガンバ・コンソート~16-17世紀のスピネット、チェンバロとソプラノによる
    CDコレクションシリーズ34/ヴィオラ・ダ・ガンバ・コンソート~16-17世紀のスピネット、チェンバロとソプラノによる
    浜松市楽器博物館コレクションシリーズ



    ヴィオラ・ダ・ガンバ・コンソート〜16-17世紀イギリス音楽の栄光〜」

    ヴィオラ・ダ・ガンバ(英:ヴァイオル)はスペインのギターに似たビウエラという楽器を起源としています。・・・その後ガンバはイタリアに伝えられ、「一揃いのヴィオラ・ダ・ガンバによる音楽ほど人を楽しませるものはない」(B.カスティリオーネ『宮廷人』1528年)と言われるほどの人気でした。・・・イギリスはヘンリー8世(在位1509-47)の時代です。この王様は・・・自分で作曲や演奏をする音楽好きで、イタリアから最先端の音楽を取り入れました。その中にヴィオラ・ダ・ガンバも入っていたのです。・・・ガンバによる合奏(ヴァイオル・コンソート)はイギリスでもその調和した響きからすぐに親しまれるようになりました。・・・上流階級の家庭ではトレブル、テノール、バス各2台ずつ計6台のヴァイオルを木製のキャビネットに納めたものを「チェスト・オブ・ヴァイオルズ」と呼び、これをそなえている事は経済的に豊かなことの象徴でした。
    (坪田一子ライナーノーツより)

    【使用楽器】
    A トレブル:ゲルサン作 1751年 パリ
    B テノール:作者不詳 1720年頃 ドイツ
    C バス:作者不詳 18世紀前半 イングランド
    D バス:作者不詳 17世紀後半 ロンドン
    E トレブル:フゾー作 1752年 ボルドー/フランス
    F テノール:ボダール作 2003年 アンデンヌ/ベルギー
    G バス:ライヒリン作 1970年 スイス
    H ルネサンス・リュート:佐藤一夫作 1985年 ドイツ

         (A B C D 浜松市楽器博物館所蔵)

    【演奏曲目】
     1. 最も美しい島よ(ヘンリー・パーセル)
     2. 恋が甘いものならば(ヘンリー・パーセル)
     3. クーラント(マシュー・ロック)
     4.エア(マシュー・ロック)
     5.サラバンド(マシュー・ロック)
     6.ファンタジア(トーマス・ルポ)
     7. おお、聖なる三位一体の光よ(トーマス・プレストン)
     8.5声のインノミネ(オーランド・ギボンズ)
     9.パヴァーヌ(ウィリアム・ローズ)
     10.エア(ウィリアム・ローズ)
     11.彼女は言い訳が出来るのか?(ジョン・ダウランド)
     12.もう一度、愛が呼んでいる(ジョン・ダウランド)
     13.さあ、今、さようなら(ジョン・ダウランド)
     14.昔の涙(ジョン・ダウランド)
     15.ジョン・スーチ卿のガリアルド(ジョン・ダウランド)
     16.キャプテン・ヒュームのパヴァーヌ(トバイアス・ヒューム)
     17.グラウンド上のディヴィジョン ト長調(クリストファー・シンプソン)
     18.ファンタジア(トーマス・ルポ)
     19.5声のインノミネ(ウィリアム・バード)
     20.ファンタジー第5番(ジョン・ジェンキンス)
     21.6声のインノミネ(ヘンリー・パーセル)

    【演奏】
    ザ・ロイヤル・コンソート
    上村かおり、坪田一子、森川麻子、譜久島譲、福沢宏、武澤秀平
    2,600円
    注文数:
  • CDコレクションシリーズ35/ショパン ピアノ協奏曲第2番 室内楽版~プレイエル・ピアノと弦楽5重奏による~
    CDコレクションシリーズ35/ショパン ピアノ協奏曲第2番 室内楽版~プレイエル・ピアノと弦楽5重奏による~
    浜松市楽器博物館コレクションシリーズ



    浜松市楽器博物館所蔵のプレイエルピアノとの出会いは、2004年のコレクションシリーズ4「フォルテピアノ」での6台のフォルテピアノを使ったアルバムの制作のときでした。
    プレイエルの得も言われぬ響きに心を奪われ、忽ち虜になってしまいました。ショパンが愛したことで知られるプレイエル。楽譜に残されているショパンからのメッセージを再現する喜び。これぞ至福の時です。
    プレイエルの様々な美しい音色や雰囲気を表現するのに最も相性が良く、そしてショパンの個性が万華鏡のように映し出される作品を・・・という想いで曲を選びました。
    ショパン自身「僕には強気と弱気が一緒になっているのです。」と、度々友人に話しています。そんな繊細でもあり大胆な彼の音楽のきらめきや移ろいは、
    プレイエルで演奏しているとショパンの吐息となって現れてくるかのような錯覚にとらわれます。プレイエルは、そんな魔法の力をもったピアノなのです。
    (小倉貴久子「アルバムに寄せて」より)

    【使用ピアノ】
    I.J.プレイエル 1830年 パリ
    突き上げ式 78鍵 全長244cm A=430Hz

    【演奏曲目】
    フレデリック・フランソワ・ショパン
    1.華麗なるワルツ 変イ長調 作品34-1
    2.マズルカ イ短調 作品17-4
    3.バラード 第3番 変イ長調 作品47
    4.バラード 第4番 ヘ短調 作品52
    5.レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ(ノクターン)
      嬰ハ短調 遺作
    6.舟歌 嬰ヘ長調 作品60

    ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 作品21
     (ドイツ初版に基づく室内楽版)
    7.I マエストーソ
    8.II ラルゲット
    9.III アレグロ・ヴィヴァーチェ

    【演奏】
    小倉貴久子(フォルテピアノ)
    桐山建志(ヴァイオリン)
    藤村政芳(ヴァイオリン)
    長岡聡季(ヴィオラ)
    花崎薫(チェロ)
    小室昌広(コントラバス)
    2,600円
    注文数:
  • CDコレクションシリーズ36/デュフリ全集1~18世紀フランスの雅~
    CDコレクションシリーズ36/デュフリ全集1~18世紀フランスの雅~
    浜松市楽器博物館コレクションシリーズ



    18世紀ロココ文化フランス音楽の象徴的作曲家デュフリの鍵盤楽曲。
    18世紀王室御用達チェンバロ製作一族ブランシェ家の名工フランソワ・エティンヌ・ブランシェ2世作の名器。
    そして名手中野振一郎。
    3者が出逢い奏でる音は、音楽の域を超えて「18世紀フランス」そのものなのである。

    【使用チェンバロ】
    フランソワ・エティエンヌ・ブランシェ2世
    パリ 1765年 61鍵×2 2×8’ 1×4’ F2~f3
    カプラー バフストップ
    A=400Hz 全長233.0cm

    【演奏曲目】
    クラヴサン曲集第1巻
    1.アルマンド ニ短調
    2.クーラント ニ短調
    3.「ヴァンロ」 ニ長調
    4.ロンド(上品に)<あるいは”上品なロンド”> ニ長調
    5.「トリボレ」(快活に) ニ短調
    6.ロンド(優しく)<あるいは”優しいロンド”> ニ短調
    7.「ダマンジー」 ニ長調
    8.「カザマジョール」 ニ長調
    9.アルマンド ハ短調
    10.クーラント「ブコン」 ハ短調
    11.「ララール」 ハ短調
    12.メヌエット ハ短調&ハ長調
    13.ロンド ハ長調&ハ短調
    14.「ミレッティーナ」 ハ短調(快活に)、ハ長調(軽やかに)

    クラヴサン曲集第4巻
    15.「ドゥ・ジュイニェ公爵夫人」(気高く、優しい風情で) ニ長調
    16.「ドゥ・サルティーヌ」 ト長調
    17.「ドゥ・デュルモン」(上品なロンド) イ短調
    18.「ドゥ・ヴォカンソン」 変ロ長調
    19.「ポチュイン(ロンド)」(節度を持って) ハ短調
    20.「デュ・ビュック」 ト短調

    【演奏】
    中野振一郎(チェンバロ)
    2,600円
    注文数:
  • CDコレクションシリーズ37/デュフリ全集2~18世紀フランスの雅~
    CDコレクションシリーズ37/デュフリ全集2~18世紀フランスの雅~
    浜松市楽器博物館コレクションシリーズ



    18世紀ロココ文化フランス音楽の象徴的作曲家デュフリの鍵盤楽曲。
    18世紀王室御用達チェンバロ製作一族ブランシェ家の名工フランソワ・エティンヌ・ブランシェ2世作の名器。
    そして名手中野振一郎。
    3者が出逢い奏でる音は、音楽の域を超えて「18世紀フランス」そのものなのである。

    フランスで最も「18世紀らしい生き方」をした音楽家はジャック・デュフリだと言える。18世紀に生まれ、18世紀を歩み、18世紀を殉じた作曲家の楽曲を、同じく18世紀のオリジナル楽器で聴く。演奏者は18世紀フランス生まれというわけにはいかないが、その音楽語法に最も精通した演奏家のひとり、中野振一郎さんだ。そう、我々はこのCDでただ鍵盤楽曲を聴くのではない。「18世紀フランス」そのものを聴くのである。
    (澤谷夏樹ライナーノーツより)
    もうひとりの「アントワネット」は、言うまでもマリー・アントワネットのことである。・・・マリーアントワネットも好んだハープやクラヴサンは、その優美な曲線によってロココ風室内にふさわしい調度品となるとともに、決して大きくないその音量は、劇場や公的な大広間ではなく、親しい人々が集うプライベートな部屋で奏でられるのが似合う。音楽もまた音の室内装飾としてロココ文化の重要な要素だった。
    (和田章男ライナーノーツより)

    【使用チェンバロ】
    フランソワ・エティエンヌ・ブランシェ2世
    パリ 1765年 61鍵×2 2×8’ 1×4’ F1~f3
    カプラー バフストップ
    A=400Hz 全長233.0cm

    【演奏曲目】
    Disc1
    クラヴサン曲集 第2巻(1748年)
    1.「ヴィクトワール」 ニ長調(快活に)
    2.「ドゥ・ヴィルロワ」 ニ長調(勇ましく)
    3.「フェリクス」 ニ短調(気高く)
    4.「ドゥ・ヴァートル」 ニ長調(勇ましく)
    5.「ランツァ」 イ長調(気高く、生き生きと)
    6.「鳩」 ロンド イ短調(優しく)
    7.「ダマンジー」 イ長調(快活に)
    8.「ドゥ・ブゼヴィル」 ロンド ホ長調(優しく)
    9.「デリクール」 ホ長調(気高く、生き生きと)
    10.ガヴォット ホ長調&ホ短調(優しく)
    11.メヌエット ホ短調&ホ長調(優しく)
    12.「ドゥ・ルドゥモン」 ト短調(勇ましく)
    13.「ドゥ・カズ」 ト長調
    14.「ドゥ・ブリサック」 ト短調(陽気に)

    Disc2
    クラヴサン曲集 第3巻(1758年)
    ※ヴァイオリン助奏付きクラヴサン楽曲
    1.序曲 へ長調(荘重に‐速く‐遅く) ※
    2.「ドゥ・メ」 上品なロンド へ長調 ※
    3.「修道院長マダン」 へ長調(陽気に) ※
    4.「フォルクレ」へ短調
    5.シャコンヌ へ長調
    6.「メデ」へ短調(快活に、そして激しく)
    7.「三美神」 ニ長調(優しく)
    8.「ドゥ・ブロムブル」 ニ短調(快活に)
    9.メヌエット ニ長調&ニ短調
    10.「ドゥ・カゾーボン」 ト長調(快活に) ※
    11.「デュ・タイイ」 ホ短調( 上品に、そして朗らかに) ※
    12.「ドゥ・ヴァルマレット」(陽気に) ※
    13.「ドゥ・ラ・トゥール」 ト長調(快活に)
    14.「ドゥ・ギヨン」 ホ長調(上品に、軽やかに)
    15.メヌエット ホ短調&ホ長調
    16.「ドゥ・シャムレ」 上品なロンド イ長調
    17.「ドゥ・ヴィルヌーヴ」ガヴォット(優しく)

    【演奏】
    中野振一郎(チェンバロ)
    上野美科(ヴァイオリン)
    2,600円
    注文数:
  • CDコレクションシリーズ38/イギリス・ソナタ~ブロードウッド・ピアノ 新世紀の響き~
    CDコレクションシリーズ38/イギリス・ソナタ~ブロードウッド・ピアノ 新世紀の響き~
    浜松市楽器博物館コレクションシリーズ



    このアルバムで演奏している1802年頃製作のブロードウッドのピアノは、今まで浜松市楽器博物館コレクションシリーズで収録したオリジナルのフォルテピアノの中で、最も古いピアノになります。
    それにも関わらず、このブロードウッドのピアノは近代的で新鮮な響きが印象的です。

    18世紀末から19世紀にかけてのイギリスのブロードウッド社は、飛ぶ鳥も落とす勢いで、ヨーロッパ中にその吊が広く知られ、物理学者や音響学者の科学的意見を取り入れて製作されたピアノは、当時の作曲家&演奏家たちの憧れの的でした。
    新しい時代の到来を予感させたブロードウッド社の近代的なピアノは、産業革命に沸く当時のイギリスの社会状況とも一致して、19世紀にピアノ文化が花開く一端を担ったのです。

    そんな時代の空気を映し出したく、本アルバムでは、1793年から1804年までの、18世紀から19世紀をまたぐ約10年間の作品に焦点をあてたプログラムを組みました。
    (アルバムによせて 小倉貴久子)

    【使用フォルテピアノ】
    ジョン・ブロードウッド&サン 
    1802年頃 ロンドン 突き上げ式 68鍵 F1~c4 
    全長227cm A=410Hz
    浜松市楽器博物館所蔵

    【収録曲目】
    J.L.デュセック(1760~1812)
    ソナタ 変ロ長調 作品23 Sonata in B-flat major Op.23 (1793)
    1・ アレグロ・コン・スピリート
    2・ パストラーレ、アレグレット・モデラート・コン・エスプレッシオーネ

    J.ハイドン(1732~1809)
    イギリス・ソナタ ハ長調 Hob. XⅥ:50(1794)
    3・ アレグロ
    4・ アダージョ
    5・ アレグロ・モルト

    J.フィールド(1782~1837)
    ソナタ 変ホ長調 作品1-1(1801)
    6・ アレグロ・モデラート
    7・ ロンド、アレグレット

    M.クレメンティ(1752~1832)
    ソナタ ロ短調 作品40-2(1802)
    8・ モルト・アダージョ・エ・ソステヌート ー アレグロ・
      コン・フォーコ、エ・コン・エスプレッシオーネ
    9・ ラルゴ、メスト・エ・パテティーコ ー アレグロ

    L.v.ベートーヴェン(1770~1827)
    ソナタ ハ長調 作品53「ヴァルトシュタイン《(1803/04)
    10・ アレグロ・コン・ブリオ
    11・ イントロドゥツィオーネ、アダージョ・モルト
    12・ ロンド、アレグレット・モデラート

    【演奏】
    小倉貴久子


    2,600円
    注文数:
  • CDコレクションシリーズ39/地無し尺八の可能性~祈りから未来へ~
    CDコレクションシリーズ39/地無し尺八の可能性~祈りから未来へ~
    浜松市楽器博物館コレクションシリーズ



    20世紀の尺八界では、楽器尺八は、地塗りの制作方法によって優れた楽器になったと評価されてきた。
    そのようななかでも、いまだに地無し尺八しか用いない人々の集団が存続し、この一般的に優れているという評価とは異なった要素から演奏や楽器を評価する価値観が存在することも事実である。
    ・・・21世紀に入って、ようやく現代音楽の世界において地無し尺八での吹奏を念頭に作曲された(おそらく初めての)楽曲である、高橋悠治作曲《偲》を数本の楽器で試奏してみた。
    ・・・楽器の違い、想いの違いから来る演奏の変化を聴き比べられるように曲順を組んだ。
    ・・・地無し尺八によって、20世紀より前と後の楽曲に共通性を見いだし、尺八の他楽器には真似のできないピンと来る要素が抽出できたのではないかと社会に問いたいと思っている。
    (志村哲ライナーノーツより)

    【演奏曲目】
    1.《偲》ノ壱 (しぬび) 高橋悠治作曲
      使用楽器:小林照明作「枯淡」(こたん)二尺九寸管

    2.《艸霧海篪》 (そうむかいぢ) 明暗真法流本曲
      使用楽器:伊藤虎眼作「名残の竹」(なごりのたけ)一尺八寸管

    3.《偲》ノ弐 (しぬび) 高橋悠治作曲
      使用楽器:三世俣野真龍「古可良志」(こがらし)二尺管

    4.《艸嘘鈴》 (そうきょれい) 明暗真法流本曲
      使用楽器:近藤宗悦作「舞蛟」(ぶこう)一尺八寸管

    5.《偲》ノ参 (しぬび) 高橋悠治作曲
      使用楽器:近藤宗悦作「舞蛟」(ぶこう)一尺八寸管

    6.《瀧落》 (たきおち) 明暗対山派本曲
      使用楽器:小林照明作「瀧落」(たきおとし)三尺三寸管

    【演奏】
    志村 哲
    2,600円
    注文数:
  • CDコレクションシリーズ4/フォルテピアノ
    CDコレクションシリーズ4/フォルテピアノ

    浜松市楽器博物館コレクションシリーズ



    19世紀前半のピアノは、なんと個性に満ちていたことだろう博物館所蔵の名器による音の色を楽しむ美しく艶やかなアルバム


    【使用楽器】
    ワルター (track1)
     ウィーン 1808-1810年
     はね上げ式

    ブロードウッド (track2,9)
     ロンドン 1802年頃
     突き上げ式

    グラーフ (track3,4,7)
     ウィーン 1819-1820年
     はね上げ式

    プレイエル (track5,6)
     パリ 1830年
     突き上げ式

    フリッツ (track8)
     ウィーン 1805-1808年
     はね上げ式

    シュトライヒャー (track10)
     ウィーン 1815年頃
     はね上げ式

    【演奏曲目】
    1 F.シューベルト:即興曲 変イ短調 Op.90-4 アレグレット
    2 J.ハイドン:「3つのイギリスソナタ集」より クラヴィーアソナタ 変ホ長調
         第1楽章 アレグロ
    3 F.シューベルト:即興曲 変ロ長調 Op.142-3 アンダンテ
    4 F.メンデルスゾーン:7つの性格的小品集より「やわらかな、そして感情豊かに」 ホ短調 作品7-1 アンダンテ
    5 J.フィールド:ノクターン ハ短調 モデラート・エ・モルト・エスプレシー ヴ  ォ

    6 F.ショパン:ノクターン 変ホ長調 Op.9-2 アンダンテ
    7 F.メンデルスゾーン 無言歌集より「春のうた」 イ長調 Op.62-6     アレグレット・グラツィオーソ

    8 L.ベートーヴェン:創作主題「トルコ行進曲」の主題による6つの変奏曲 ニ長 調 Op.76 アレグロ・リゾルート
    9 L.ベートーヴェン:クラヴィーアソナタ ヘ短調 Op.57「熱情」より第1楽章 アレグロ・アッサイ

    10 L.ベートーヴェン:「エリーゼのために」 イ短調 作品番号外59ポコ・モート


    【演奏】
    小倉貴久子

    2,600円
    注文数:
  • CDコレクションシリーズ40/シューベルティアーデ2即興曲とヴァイオリン・ソナタ ~伝シュトライヒャー・ピアノによる~
    CDコレクションシリーズ40/シューベルティアーデ2即興曲とヴァイオリン・ソナタ ~伝シュトライヒャー・ピアノによる~
    浜松市楽器博物館コレクションシリーズ



    本録音で聴けるシュトライヒャーの作と伝えられているピアノは、
    シューベルトの慟哭を、悩みを、そして夢見るような美しさを、
    聴き手の心へ直接訴えかけて来るような音色を持っている・・・
    七條の演奏は、4オクターヴのユニゾンを大胆に長く響かせ、
    やがて静かに歌が紡がれていく即興曲の冒頭から、
    どの瞬間を切り取っても、まるでその場で音楽が生まれ出ている
    臨場感に満ちている・・・
    ヴァイオリンの山口が加わった二重奏において、
    二人の演奏家はお互いの音を味わいながら丁寧な
    アンサンブルを進め、シューベルトの書いた音符を余すことなく
    音楽として再創造していく・・・
    歴史的楽器による演奏がスタンダードになりつつある
    現代においても、そう出会えることのない素晴らしい
    シューベルト演奏の登場を、心よりの共感を持って迎えたい
    (長岡聡季ライナーノーツより)

    【使用楽器】
    フォルテピアノ
     伝アンドレアス・シュトライヒャー 1815年頃 ウィーン はね上げ式 73鍵 F1~f4 
     全長228.0cm A=419Hz 浜松市楽器博物館所蔵

    ヴァイオリン
     ピーター・ロンバウツ 1710年頃 アムステルダム オランダ国立楽器財団所蔵

    【収録曲目】
    4つの即興曲 第1集 D899 op.90 1827
    1.第1番 ハ短調 アレグロ・モルト・モデラート
    2.第2番 変ホ長調 アレグロ
    3.第3番 変ト長調 アンダンテ
    4.第4番 変イ短調 アレグレット

    4つの即興曲 第2集 D935 op.posth.142 より
    5.第3番 変ロ長調 アンダンテ

    ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 D384 op.137 No.1
    6.アレグロ・モルト
    7.アンダンテ
    8.アレグロ・ヴィヴァーチェ

    【演奏】
    七條恵子(フォルテピアノ) 山口幸恵(ヴァイオリン)
    2,600円
    注文数:
  • CDコレクションシリーズ41/大いなる転換期の音楽 18世紀英国王室とカークマンの時代~カークマン・ハープシコードによる~
    CDコレクションシリーズ41/大いなる転換期の音楽 18世紀英国王室とカークマンの時代~カークマン・ハープシコードによる~
    浜松市楽器博物館コレクションシリーズ



    17世紀とは異なる新しいイギリス音楽文化を生み出した
    ヘンデルとJ.C.バッハの作品を、美しく気品溢れる
    18世紀英国のハープシコードで聴く。

    【収録曲目】
    ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ 二長調 HWV371 
    G.Fヘンデル
    [1]アフェットゥオーゾ
    [2]アレグロ
    [3]ラルゲット
    [4]アレグロ

    ハープシコードのためのソナタ 作品5より 第2番 二長調 
    J.C.バッハ
    [5]アレグロ・ディ・モルト
    [6]アンダンテ・ディ・モルト
    [7]メヌエット

    ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ イ長調 HWV372 
    伝G.F.ヘンデル
    [8]アダージョ
    [9]アレグロ
    [10]ラルゴ
    [11]アレグロ

    ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト短調 HWV364a
    G.F.ヘンデル
    [12]ラルゲット
    [13]アレグロ
    [14]アダージョ
    [15]アレグロ

    ハープシコードのためのソナタ 作品5より 第3番 ト長調 
    J.C.バッハ
    [16]アレグロ
    [17]アレグレット

    ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ イ長調 HWV361 
    G.F.ヘンデル
    [18]アンダンテ
    [19]アレグロ
    [20]アダージョ
    [21]アレグロ

    【演奏】
    中野振一郎(ハープシコード) , 川田知子(ヴァイオリン)
    2,600円
    注文数:
  • CDコレクションシリーズ42/リードオルガンに夢をのせて
    CDコレクションシリーズ42/リードオルガンに夢をのせて
    浜松市楽器博物館コレクションシリーズ



    讃美歌の清らかさ、唱歌童謡の懐かしさ、19世紀アメリカの憧れのモダンライフ。
    いつも夢を運んでいたリードオルガンの、優しくも心にしみるベストアルバム。

    【使用楽器(楽器博物館所蔵)】
    リードオルガン エスティ社 1891 ブラトルボロ アメリカ 61鍵 11ストップ 2スウェル 幅106.8cm 高208.2cm
    リードオルガン 日本楽器製造株式会社(現ヤマハ株式会社) 大正時代 浜松 61鍵 7ストップ 1スウェル 幅100.5cm 高92.3cm

    【収録曲】
    1.愛の挨拶 / エドワード・エルガー
    2.リードオルガンのための「フォスターの夢」 / 小塚憲二
    *3.スワニー河(故郷の人々) / スティーブン・フォスター
       4.ホーム・スイート・ホーム / ヘンリー・ビショップ
    *5.アニー・ローリー / スコットランド民謡
    *6.サムワン・トゥー・ウォッチ・オーヴァー・ミー / ジョージ・ガーシュウィン 作詞:アイラ・ガーシュウィン
    7.練習曲48番 / 島崎赤太郎
    8.荒城の月 / 瀧廉太郎
    9.前奏曲 嬰ハ短調 / アウグスト・ボード
    10.子供の讃美歌 / ジョージ・ウェップ
    *11.浜辺の歌 / 成田為三 作詞:林古渓
    12.からたちの花 / 山田耕筰
    *13.故郷 / 文部省唱歌
    14.仰げば尊し / 文部省唱歌
    15.後奏曲 ニ長調 / アウグスト・ラインハルト
    16.讃美歌「ああベツレヘムよ」 / ルイス・レドナー
    17.讃美歌「天なる神には」 / リチャード・ウィルス
    18.讃美歌「神の御子は今宵しも」
    *19.讃美歌「アメイジング・グレイス」 / 作詞:ジョン・ニュートン
    *20.きよしこの夜 / フランツ・グル―バー

    *印曲は歌唱付き。

    【演奏】
    鈴木 開(リードオルガン)、鈴木重子(ヴォーカル)
    2,600円
    注文数:
  • CDコレクションシリーズ43/悠久のペルシャ、雅なるサントゥール
    CDコレクションシリーズ43/悠久のペルシャ、雅なるサントゥール
    浜松市楽器博物館コレクションシリーズ



    ペルシャ音楽は5000年の歴史があり、鳥の声を模倣したのが始まりと言われています。
    その原点はペルシャの豊かな自然界。
    瑠璃色の空に鳥が舞い、恋人を迎えて待つ花々。
    ペルシャでは、鳥と花がペアと考えられ、鳥が届ける囀りに花は芳香を放ちます。
    その愛の表現を旋律にしたのが古代ペルシャ音楽です。
    詩歌は、韻をふんでリズムをとって朗読します。
    ヴォーカルの詩歌があってペルシャの音楽が完成されるのです。
    なぜって、ペルシャ音楽は詩歌のリズムですから。
    (ダリア・アナビアン ライナーノーツより)

    【収録曲目】
    1. 祖国イーランへ ダシュティ旋法 
    2~5. モーラーナー セガ旋法 タール・ソロ 即興
    6. ファーヌース  イスファハーン旋法  
    7. サラーブ  シュール旋法  セタール・ソロ
    8. デイラマン ダシュティ旋法
    9. ファリバー  セガ旋法  
    10~16. ラジャビ  
    17. ジュニジュニ  ダシュティ旋法  
    18. サーギーナーメ マフール/イスファハーン旋法

    【演奏】
    プーリー・アナビアン(サントゥール)
    河村真衣(バス・サントゥール)
    谷正人(サントゥール)
    イスマイル・テヘラニ(トンバク、ドホル、ダーイレ・ザンギ、
    シンバル、フィンガー・シンバル、ワイングラス)
    バーラム・サーランギ(歌)
    フシャング・ザリフ(タール)
    フェレイドゥーン・ファラハニ(セタール)
    バーマン・ラジャビ(トンバク)
    2,600円
    注文数:
  • CDコレクションシリーズ44/ジャワ・ガムラン~インドネシア中部ジャワ青銅打楽器の輝き~
    CDコレクションシリーズ44/ジャワ・ガムラン~インドネシア中部ジャワ青銅打楽器の輝き~
    浜松市楽器博物館コレクションシリーズ



    その音響と旋律は、悠々と流れる大河のように、ゆっくりと、しかし力強く、私たちの魂を浄化してくれる。
    ジャワの心に共感した日本人音楽家が、新たな価値を加えて世界に発信する、珠玉のガムラン・アルバム

    《収録曲目》
    <楽曲編>
    1.ラグ
    2.マニャル・セウ(ペロッグ音階)
    3.マニャル・セウ(スレンドロ音階)
    4.キナンティ
    5.ロンド・マラム
    6.カンデ
    7.スウォロ・スリン
    8.コド・ゴレ
    9.ムガトロ
    10.タル(アヤ・アヤアン~スルプガン~サンパ)
    11.さくらさくら~こきりこ節~てぃんさぐぬ花

    <楽器編>
    【鍵盤楽器類(青銅製)】
    12.サロン・ドゥムン(ドゥムン)
    13.サロン・バルン
    14.サロン・パヌルス(パキン)
    15.サロン・ドゥムン&サロン・バルン&サロン・パヌルス
    16.スルントゥム 
    17.グンデル・バルン(グンデル)
    18.グンデル・パヌルス
    19.スルントゥム&グンデル・バルン&グンデル・パヌルス

    【ゴング類(青銅製)】
    20.ボナン・バルン(ボナン)
    21.ボナン・パヌルス
    22.ボナン・バルン&ボナン・パヌルス
    23.クト
    24.クンピャン
    25.クト&クンピャン
    26.クノン
    27.クンプル
    28.ゴング・スウアン(スウアン)
    29.ゴング・アグン(ゴング)
    30.クンプル&ゴング・スウアン&ゴング・アグン

    【その他】
    31.ルバブ
    32.ガンバン
    33.スリン
    34.シトゥル・パヌルス(シトゥル)
    35.クンダン・アグン
    36.クンダン・クティプン(クティプン)
    37.クンダン・アグン&クンダン・クティプン
    38.クンダン・チブロン(チブロン)
    39.クンダン・ワヤンガン
    40.クチェル

    【演奏】
    ランバンサリ(Lambangsari)
    2,600円
    注文数:
<< 前へ 2 次へ >>

(全商品:191点)

表示件数:

おすすめ商品